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2025年 長野県区 参議院選挙を振り返って

参議院選挙の結果がでました。1週間前のブログでは42~43万票超えれば当選との予想をして、そうなりましたが、いくつか予想外のことがありました。まずは投票率(数)。投票日が3連休の中日なのと、期間最初の3日間の速報値が低くかったので、全体に低いのではとの予測でしたが、前回2022年が約97万票に対して、今回は100万6千票とプラス約3万6千票と予想以上に高い投票数となりました。最終日も投票者の出だしが悪かったのですが、午後から急に伸びだしました。今回の投票行動は最初が低調で、後からかなり盛り上がるパターンでした。報道?SNS?が刺激したのでしょうか。

10万票が移動

それと参政党と国民民主党の得票、特に県内においては参政党であります。投票前の報道機関の調査を聞いたところ、まさかの高支持率で、サンプルが少ないのかと思ったのですが、結果はその調査値に近い18.4%でした。選挙において非自民、非民主系は必ずいるので、全県選挙なら8~10万票ぐらいは受け皿の政党として得票できると思いますが、18万5千票となると計算があわない、驚きの票数であります。前回の衆議院選挙、参議院選挙から推定すると、自民党、藤田候補は10万票近く参政党に削られている計算になります。さらに「チームみらい」も6万5千票を取っています。かなり追い上げましたが、この票数差は新人候補にとっては致命的であります。

参政党

参政党の選挙活動ですが、長野県77市町村の各得票率をみると都市部が高く、新興政党なので活動を大票田にかなり絞ったのではないかと思います。なんと比例票の得票率が立憲に次ぐ11.27%でした。誰か選挙参謀がいたのか、そうせざるを得なかったのかわかりませんが、比例の議席獲得と知名度を上げるのにこのやり方は役に立っていたと思います。 1993年におこった新党ブーム以来、様々な新党が結成されていますが、拡大し継続しているのは民主党系と維新ぐらいです。参政党も今回、新興政党としてかなり票をとって認知されましたので、現在は期待?されている状態ですが、全国民から評価を受けるのはこれからでしょう。結果を出さねば厳しい評価が待っているのは老舗政党と同じではないでしょうか。

「チームみらい」~実はポテンシャル高い

報道機関はあまりと言うかほとんど注目していないようですが、個人的には「チームみらい」はかなりポテンシャルのあると思っています。「チームみらい」の山田ゆうじ候補が立候補宣言したのは6月18日、なんと1カ月前です。新党でしかも知名度のなく、SNSを除きほとんど選挙活動をしていない候補者が、1カ月で約6万5千票を取るのは実はすごいことです。「チームみらい」の候補者、メンバーはかなりスペックが高く、優秀です。投票者はSNSで彼らの政治指針やマニフェストを読んだだけで投票したとなると、今後はやり方次第では党勢力を拡大できる可能性があるのではないでしょうか。 つまらない話で恐縮です。

添付した表は、選管が発表したデータを金沢が加工したものです。

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