議員の仕事 & 市行政

柳原雨水調整池(柳原総合市民センター駐車場の地下雨水貯留槽)、北原地区雨水地下貯留浸透施設 (その4、シリーズ最終回)

「外水氾濫」(がいすいはんらん)、「内水氾濫」(ないすいはんらん)をご存知でしょうか。大雨、集中豪雨が降った際に、千曲川のような一級河川、大河川で雨水が堤防を越えたり、破損させて洪水となって被害を出すケースが「外水氾濫」、住宅地の間を流れる河川や用水が容量限界となって住宅や道路に浸水被害が発生するケースが「内水氾濫」です。(その1)で報告した「塩崎遊水地」の設置は千曲川水系の「外水氾濫」対策になります。

ところで「内水氾濫」ですが、以前に比べて近年は集中豪雨により、大規模ではないものの、部分的に発生することが多くなっており、各地区から対策の要望が出ています。この「内水氾濫」対策ですが、実は簡単にはいかない事例も多いのです。流れている河川、用水が住宅地や商業地の間を通っている場合、対策として流量を増やす工事が困難な場合があります。代替案として、用水に設置されている水門のコントロールで水位を下げることも考えられるのですが、用水組合の管理者もすぐには対応困難なこともあります。そこで、別の対応策として増水する用水付近にある市の土地(駐車場、公園、その他施設)の地下に調整池や雨水貯留槽を設けて溢水を防ぐ手段が考えられています。その例が添付しました資料「川中島北原地区浸水対策事業」と「柳原雨水調整池」整備工事です。ご参考までに

「北原地区浸水対策事業」=> 令和7年6月 長野市議会 補正予算 67号 川中島北原地区 雨水地下貯留浸透施設整備 | ドクセル

「柳原雨水調整池」整備工事=> 柳原雨水調整池 整備工事 令和6年12月 | ドクセル

なお、9月定例市議会において、私も登壇して一般質問で雨水対策を提案しましたが、建設部長より市所有の施設の地下を雨水対策施設として利用することを今後進めるとの答弁がされました。

PAGE TOP