洪水対策「遊水地、調整池、貯留施設」について(その1)
酷暑の夏からようやく涼しくなり始めました。いわゆる秋雨のシーズンですが、一部の議員にとってはちょっと頭の痛いシーズンでもあります。台風や近年のゲリラ豪雨・集中豪雨で河川の氾濫があり大きな被害も発生しておりますので、その懸念です。令和元年の東日本台風災害(千曲川水害)が記憶に新しいところであります。河川の氾濫による被害は、千曲川のような大きな一級河川から浅川、裾花川、さらに街中も流れる「川」の名前がつく用水である南・北八幡川でも発生するおそれがあり、それぞれ対策を行っています。
千曲川で言えば、水害対策として「堤防の強化」、「狭窄部(川幅の狭い所、例・立ヶ花狭窄部)の拡張」、「河床の浚渫」、「遊水地(洪水時の河川の流水を一時的に貯留させる土地)の設置」等を行っております。この中で、千曲川水系の遊水地の設置については、篠ノ井塩崎で「塩崎遊水地整備」の起工式が先日にあり、委員長として参列してきました。この遊水地は面積約20ha、貯水容量約95万立米と大規模な施設であります。豪雨で河川の水が溢れそうになったら、緊急的にこの遊水地に河川から流入させて洪水を防ぎます。添付した画像は、国交省の資料の一部と起工式の様子です。以下、「調整池、貯留施設」についても説明します。
なお、塩崎遊水地整備については国交省の資料をこちらにアップしておきますので、ご興味ある方はご覧ください。=> https://www.docswell.com/s/kanazawa_atsushi/ZJQ111-2025-09-20-014115