江藤農林水産大臣が米の購入についての舌禍で辞任であります。米が値上がりして庶民生活に負担がかかっているなか、誤解を招くような発言は大臣としては如何なものかと世間が思うのは当然でありましょうか。しかも参議院選挙が近いとなると、与党として更迭はやむなしかと。「税金と小麦(食品)の値を上げる権力者は倒れる」と言うことわざがローマ時代からあるとのこと。まさに今回の参議院選挙のテーマはこれになりそうなので、この問題処理の巧拙で与党も政権を失うかもしれません。
話はちょっとそれます。諸説あるようですが、成人男性でがっつり食べる量は一食で1合(150g)ぐらいですか。仮に5kgが4,000円だとすると1食あたりの米の金額は=150g×4000円÷5000kg=120円。主食の1食分にしては確かにそこそこの値段。
お弁当屋さんの原材料率は30%程度と言われているので、お弁当の米だけで部分で売値は360円。これにおかずをつけて売るとなると、いわゆる1コイン(500円)で売るのはかなり大変で、値上がりするのは仕方なしです。
食料品の値上がりは米ばかりではないのですが、この影響は給食費にも表れております。給食の原価があがっているのですが、市は補助金を出して保護者負担が増えないようにしており、付表はその推移と現在の負担額です。
ちなみに我が家の米の購入ですが、私の父の代から知人の農家さんと年間契約して毎月購入しています。相場よりかなり安いので、値上げしてくださいと言っていますが、約束なのでと差額を受け取ってくれません。恐縮です。その農家さんはこの状況をみて政府の農業政策は失敗だと嘆いてますが、ごもっともです。食料の生産は国の安全保障問題で最重要課題。農家経営者がきちんと生活できる農政でないと食料自給率も上昇しません。あたりまえですが。雑感で恐縮です。


給食、1食あたりの市の補助金