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長野市 第四給食センター 視察

会派有志で第四給食センターの視察に行ってきました。市内最大の施設である第四給食センターは村山にあり、一日の給食数は小中学校あわせて10,874食で、全体の約4割を提供しています。メニュー、栄養計算、衛生管理とどれも大変力を注いでおり、県内でも一番と言える施設です。試食(材料費は実費を払ってきました)をしましたが、どのおかずも美味しく頂きました。自分が子どもの頃~と言ってもうん十年前ですが~に比べてずっとメニューが豊富で美味しい気がします。

小中学生は年間平均で約200食を学校で食べます。約5食に1食は給食で、その役割は重要です。

今、給食の無償化が議論されています。まあ、無償化と言っても市の予算、つまりは自分たちが払った税金の中から払うので、無償という表現は微妙ですが、無償化した場合、予算調達で増税するわけにいかないので、他の予算を削る、つまりは市の各事業の優先順位を組み替えることになります。

給食を無償化するための予算は約17億円と見積もられています。実は既に経済的な理由で就学援助制度を受けている家庭が10%程度あり、給食費無償になっていますので、15億円強が必要です。これは長野市の予算の1%ぐらいとコメントされることがあります。ところが実際の予算は、約90%が民生費や教育費等の固定的支出、動かせない予算で、約10%が変動的・機動的になる予算と言われおり、その約10%の中から出すことになります。そうなると今まで予算で機動的に出されていた助成金等が減額されたり、他で無償化されていたものが有料化されたりする可能性はあります。

無償化する自治体もでてきましたが、長野市も議論されています。給食の無償化は教育的な意味合いに加え、福祉・厚生的な側面もあるので、できれば国が率先して制度・予算設計して頂きたいと思います。

1鍋でカレー1000食分だそうです。

これから試食です。野菜の和え物、シュウマイ、ツナと豆腐の中華煮、牛乳で約700kcal

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